七五三と言えば、お子様の着物!
「どの色が似合うかな?」
「どんな柄がいいかな?」
などとたくさんあるお子様用の着物からあれやこれやと一生懸命選ばれます。
ようやく決まりお参りする日も決め、ほっと一息!
と思ったのも束の間。
「私は何を着たらいいのー?」
「お姉ちゃん・お兄ちゃん・妹・弟には何着せたらいいのー?」
なんて、焦りだすママ・パパもいらっしゃるかと思います。
結論からいうと、
- ママはセミフォーマルまたはフォーマルスーツ
- パパはスーツ
- 七五三以外のお子様は制服・スーツ・ワンピースにジャケット
で、大丈夫です!
では、詳しく見ていきましょう!
七五三の付き添いの服装注意点
1. 主役の七五三のお子様よりも目立たないこと
七五三はお子様の成長を祝うこどもの行事。主役はお子様です!
主役のお子様より付き添いの方が目立ってしまっては、後に写真を見返しても非常に残念です。
誰のための行事かわからなくなってしまいますよね。
2. カジュアルすぎない服装にすること
七五三では、神社や寺院にお参りしますのでマナーとして、ジャージ・ジーパン・Tシャツ・サンダルはNG。
また、集合写真に着物のお子様とジーパン・Tシャツのパパが一緒に写っていたら、弟が幼稚園の体操着だったら「?!」となりますよね?
マナー・写真撮影、両方の観点から「カジュアルすぎない」ように気をつけましょう!
3. 肌の露出は極力しないこと
七五三のお参りは、前撮りを除いて10~12月頃になりますので、「暑い」ということは通常ありません。
なので、半袖や短パンで参加される方はいないかと思いますが、神社や寺院という場所柄、
タンクトップ、半ズボンやノースリーブ、ミニスカートは避けたほうが良さそうです。
4. 服装のレベルを合わせる
ご夫婦・兄弟姉妹・祖父母、それぞれで服装のレベルを合わせましょう!
例えば、
- 母親が着物
- 父親がカジュアル目のパンツに、セーター
だと、母と父で格差ができてしまいます。
また、両家の祖父母もご招待されたときに、
- 母方の祖父母がきっちりした綺麗なスーツ
- 父方の祖父母がカジュアル目のパンツやジャケット
だと、集合写真を見たときに、父方の祖父母の方が肩身が狭くなってしまいますよね。
「なんできっちりした服装って言ってくれなかったの?」となりかねません。
写真のことも意識して、「父母」・「兄弟姉妹」・「祖父母」それぞれで服装の格を合わせましょう!
おじいちゃん・おばあちゃんには事前に「どんな服装できてほしいか」伝えておくのが良いです!
5. 頭から靴下、靴まで全身考えること
さすがに寝癖のついたまま七五三のお参りに参加する方はいないかもしれませんが、忘れやすいのは「靴下」と「靴」。
ご祈祷の際は、靴を脱いで神社に入ります。
穴のあいた靴下・真っ黄色などど派手な靴下
などを履いていたら、すごく目立つし恥ずかしい思いをしてしまいます。
また、靴は特に七五三以外のお子様で要注意!
特に弟や妹で幼い子どもの場合、歩きやすい運動靴でも構いませんが、泥だらけの汚い靴だと、目がいきます。
綺麗に洗った靴を履かせてあげましょう!
写真に全身写ることをお忘れなく!
【七五三の付き添い】親の服装
以上の注意点を踏まえて、母親・父親の服装を考えてみましょう!
1. 母親の服装
母親の服装選びでの重要ポイントは何よりも
「動きやすさ!」
慣れない着物を着たお子様の世話は意外に大変です。
徒歩での移動も多くなりますので、動きやすさも念頭にしっかり置いておかないとママが先にダウンしてしまいます。
その上で、「華やかさ」や「上品さ」も意識しましょう!
晴れやかな場ですから、暗い印象のものは避ける。
かといって、華やかすぎてお子様よりも目立ってしまったり、パパとの差がありすぎるのも問題です。
ということで、無難とオシャレで分けてみます。
無難にセミフォーマルスーツ
無難なら黒・紺、グレー・白、淡いベージュなどのシックなカラーのスーツ。動きやすさ考えセミフォーマルで可。
子どもの抱っこに備えてのセミフォーマルな袖のあるワンピースや、ジャケットとスカートなどでも良いです。
御祈祷中に正座することも考えてパンツでももちろん大丈夫!
ただ、全身黒すぎて喪服か?!みたいなものはお子様の晴れの日で写真に残すことも考えたら、避けた方がよいです。
知恵袋を見ていたら、リクルートスーツは大丈夫か?というのがあったのですが、さすがにリクルートスーツだと華やかさ・上品さは欠けますね。
神社へのマナー的には大丈夫ですが、あとあと写真に残ることも考えて個人の好みで判断したら良いかと思います。
オシャレに外出用の着物(訪問着・色無地・付け下げ)
訪問着
上半身と裾に絵羽模様があるオシャレな礼装です。
オシャレな分目立ちすぎないように、淡い色のする必要があります。
色無地
一色で無地の着物。
暖色(しっとりとしたピンクなど)でも寒色(淡いグリーンなど)でも落ち着いていてお子様を引き立てられます。
付け下げ
縫い目で模様がつながっていないのが特徴です。
季節に合わせた淡い色味などが良いでしょう。
2. 父親の服装
父親の服装は圧倒的に多いのが無難に黒・紺のビジネススーツ、白シャツ、ネクタイです。
母親がフォーマルスーツの場合は、バランスを考え父親は礼服にしましょう。
靴下もダーク系の綺麗なものをお忘れなく!
母親の外出用着物に合わせて、オシャレに和装される場合は、羽織に着物または袴となります。
3. 《番外》祖父母の服装
祖父母もお参りに参加する場合は、服装について予め相談しておきましょう!
祖母
基本、母親同様となります。
和装の場合は母親と同様、略礼装の訪問着や色無地、付下げなど、外出用の着物で母親と合わせましょう。
祖父
祖父は父親と同じようにダークスーツが良いでしょう。
【七五三の付き添い】七五三以外のお子様(兄弟姉妹)の服装
七五三以外のお子様(兄弟姉妹)の服装も注意点を踏まえた上で、イメージは「結婚式に参加する服装」や「入学式に参加する服装」です!
結婚式に普段着では参加させないですよね?お子様もちょっとオシャレするはずです。
また、七五三のお子様と同じように着物を着せてあげたくなるかもしれませんが、今回の主役はあくまで七五三のお子様!
付き添いの子どもも主役の時があった・またはこれからあるはずですから、我慢してあげるのが無難かなと思います。
1.お姉ちゃん・妹の服装
幼稚園・小学校・中学校などで制服があるところでしたら、無難に制服。
制服は一番の正装です!
わざわざ他に用意する手間もないしお子様も着慣れているので、服装による疲れも減らせます。
または、オシャレにするなら、黒・白・紺・グレーなどが基調のワンピースにジャケットやボレロもオススメです!
ただし、色合いや柄など派手になりすぎないようにしましょう!
特に女の子は、主役の七五三のお子様より華やかになりすぎて、どちらが主役かわからなくなってしまう事態になりかねません。
靴はエナメルの靴など。色は黒や茶色。
幼いお子様でしたら履きなれている靴を綺麗にしてあげるのが良いです。
お姉ちゃんやお兄ちゃんの晴れの舞台なので、妹がぐずってしまってはいたたまれないですから!
2. お兄ちゃん・弟の服装
お姉ちゃんや妹と同じですが、幼稚園・小学校・中学校などで制服があるところでしたら、無難に制服。
制服は一番の正装です!
わざわざ他に用意する手間もないしお子様も着慣れているので、服装による疲れも減らせます。
オシャレにいくなら、ジャケット(カーディガン)、シャツ、ネクタイに黒いズボンもオススメです。
全体的に黒やグレー・紺などのシックな色合いが主役を引き立たせて良いでしょう。
靴は、キッズのローファー(エナメル質のもの)など。色は黒や茶色。
こちらも、幼いお子様でしたら履きなれている靴を綺麗にしてあげるのが良いです。
3. 赤ちゃん
お母さんと一緒にいる赤ちゃんなら、ロンパース。
また、普段から着慣れている赤ちゃんの服に上から綺麗な色のブランケットやケープで包んであげるだけでも充分です!
七五三、親・兄弟姉妹の服装は?まとめ
- 主役のお子様よりも目立たないこと
- カジュアルすぎない服装にすること
- 肌の露出は極力しないこと
- 付き添いの方の服装のレベルを合わせること
- 頭から靴下、靴まで全身考えること
以上の注意点を踏まえて、七五三の付き添いである親・兄弟姉妹にふさわしい服装は以下の通り。
- 母親…無難ならスーツ、オシャレに訪問着(外出用の着物)
- 父親…無難にスーツ、オシャレに着物
- 姉妹…あれば無難に制服、オシャレに黒・白・紺・グレーが基調のワンピースにジャケットやボレロ
- 兄弟…あれば無難に制服、オシャレにジャケット(カーディガン)、シャツ、ネクタイ、黒・紺・グレーのズボン
- 赤ちゃん…ロンパース、綺麗な色のブランケットやケープ
ぜひ、主役の七五三のお子様を引き立て、思い出に残る行事としてください。
最後に…
あれこれ悩んだ七五三も写真に残さなければ、お子様自体も幼いからよく覚えていないし、ご両親も月日が経つうちに徐々にその記憶は薄れていってしまいます。
お子様の成長を祝う「七五三」という行事のために、パパもママもお兄ちゃん、お姉ちゃん、弟、妹もせっかく服装に気をつけたのです。
だから、忘れずに写真を残しましょう!
そして、写真係になったご家族も交代で写ったり、他の方に頼んだりして、必ずお参りに参加した方全員が写真に写るようにしてくださいね。
あとから大きくなったお子様が写真を見て、ほんとは写真係だったのに「あれっ、お父さんこの日仕事だったの?」なんてなったら悲しいですよね。
「七五三以外にもお子様がいて子どもの面倒を見るのが大変で写真どころじゃない!」
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