新しくカメラを始めることを決め、どうせなら写真を上手く撮れるようになりたい!
あるいは、カメラを始めたいけれど、今から写真始めても上手くなる?
という、カメラ完全初心者に向けて当記事は書いています。
これから新しくカメラを始めるにあたり、写真上達する王道の方法を知りたい方、ぜひご一読ください。
残念ながら、手っ取り早く上達する方法ではないのであしからず。
※当記事は、自分の経験とアメリカのDigital Photography Schoolの記事(Photography Tips for Avsolute Beginners)を参考に日本版にアレンジして執筆しました。
カメラ完全初心者のための写真上達法
1.カメラを買う
カメラを買っただけでは素晴らしいフォトグラファーにはなれません。
ほんとに初めてカメラを始めるなら、最高位機種の一眼レフはお金を無駄にするだけでなく写真上達のプロセスをちょっと変則的にしてしまいます。
なので、買う前にまずカメラについて調べましょう!
①初心者向けのカメラについて検索する
- 初心者 一眼レフ おすすめ
- 初心者 一眼レフ 選び方
などで検索して、気になった記事を読んでみてください。
そこで、良さそうだなと思う一眼レフや自分の予算にあう一眼レフを見つけたらメモっておきましょう。
一通りメモり終えたら次のステップに進みます。
②価格.comでレビューや口コミを見る
価格.comでは使用者のレビューや口コミ、カメラの問題点などたくさん投稿されています。
実際に使った方の感想なので、一眼レフの紹介サイトよりも良い点や悪い点において正直な意見が多いです。
①でメモった中から、数点に良さそうなものをピックアップしておきます。
③電気屋・カメラ屋などで一眼レフ購入!
①、②で下調べが十分に終わったら、実際に電気屋さんか、カメラ屋さんに行って実物を持ってみて、買うものを決めましょう!
実際にカメラを触ってみると思っていたより重かったり、カメラのグリップが手に合わなかったり、色々読んだだけではわからなかったこともわかります。
店員さんにも話を聞いて、評判だけに惑わされずに自分が本当に気に入ったものを買うのがカメラ上達の第一歩。
「これだったらいつも持ち歩きたい!」
と思えるようなカメラを買ってくださいね!
2.たくさん写真を撮る
“Your first ten thousand photographs are your worst”
(初めに撮った10,000枚の写真はあなたのワースト写真だ)
– Henri Cartier-Bresson(フランスの写真家アンリ・カルティエ=ブレッソン)
どんな技術であっても、その技術は使えば使うほど、身に付きます!
写真が上達したときに、初心者の頃は素晴らしいと思っていた当初の写真を見返してみると、アンリ・カルティエ=ブレッソンは正しかったと理解できるでしょう。
つまり、最低でも10,000枚撮らないことには写真上達は始まりません!
3.マニュアルを読む
カメラのマニュアルは、今までの人生で読んできたものの中で最も退屈な読み物といえます。
けれども、マニュアルを読むことは、カメラ初心者にとっても、中級者で写真をリフレッシュしたい人にとっても、大切なことです。
マニュアルには、あなたの素晴らしいカメラは実際どのような機能があるか全て書いてあります。
覚えようと思って読まなくても、読むことで、
- 知識取得
「こうやって使うんだ!」 - 新たな発見
「こんな機能もあったんだ!」 - 再確認
「この機能役に立つよね!」
という学びがあります。
しかし、最初書いたように、マニュアルを読むのは見るからにつまらなくて本当に難しいです。
なので机に向かってしっかり読もうとしないで、どこかのスキマ時間をマニュアルを読む時間に当ててしまいましょう。
電車の中・子どもを待っているとき・ランチ休憩の間など、読むチャンスはあるはずです!
4.ワークショップや写真教室は行かなくても良い
初心者向けのワークショップや写真教室はたくさんあります!
カメラに熱中すると、色々な写真教室に申し込みたくなるかもしれません。
けれど、写真教室やワークショップに申し込むことに熱狂的になるのはオススメしません。
このブログもそうですし、他にもインターネット上にたくさん写真上達についての情報やチュートリアル、方法などは溢れています。
おそらく カメラ初心者のうちに必要な情報以上のことがインターネット上にあるでしょう。
自分で1~3のあげてきた写真上達法を実践して、自分が写真上達について
- 何を知りたいのか
- 何がわからないのか
を理解してからでも、ワークショップや写真教室を受けるのは遅くありません!
受講するなら自分の必要性にあったものを受けましょう!
5.他のフォトグラファーと交流する
地元の写真クラブやインスタなどで知り合った写真好きの人の集まりに参加して、他のフォトグラファーと交流することはとても価値があります。
そうすることで、写真はより早く上達するし、アマチュア写真家仲間の助けがあれば、写真がもっと楽しくなるでしょう!
定期的な写真クラブなどでしたら、
- 練習のための決まったコンペ
- 写真ツアー
- 写真展
- その他写真に関する活動
があることもあります。
知識のあるフォトグラファーと話すことや初心者仲間と話すことでさえ、自分を鼓舞いさせ、モチベーションを維持させてくれます!
また、他のフォトグラファーと交流する方法は、
- 人気のある写真のニュースレターやフェイスブックのページなどに登録
- 同じような写真初心者と相談
- 尊敬するフォトグラファーにSNSで直接質問
などもあるので、勇気を出して活用しましょう!
多くのプロフォトグラファーは簡単ないくつかの質問だったら嫌がりはしないと思います。
ただし、きちんと尊敬と礼儀をもって、答えるのに長時間かかるような質問はしてはいけません!
6.すべてのことに挑戦する
写真を撮り始めるとき、決まったスタイルや心に決めたテーマで撮ろうと思うかもしれません。(花だったら花の写真!とか)
けれど、あらゆるスタイルに挑戦することは上達のためにとても役立ちます。
色々試してみなければ、どんな技術があるのかもわからないし、途中で学ぶことも知りえないからです。
7.他人に意見を聞いてみる
家族や仲の良い友だちに自分が撮った写真を見せても正直な感想を教えてくれるかはわかりません。
写真についてちょっとした知識があってとっても正直な家族や友だちがいないなら、知らない人からフィードバックを得るのはとても効果的です。
といっても、直接面と向かってでもインターネット上でも「この写真どう思いますか?」といきなり聞かれて、あたり障りなく褒めてくれる人はいても、意見してくれる人なんてなかなかいないと思います。
日本人の特性だからいたしかたありません。
そして、インスタはインスタのアルゴリズムに影響されるので、イイネ数も当てにはなりません。
残念ながら、日本ではオンラインで無料で講評してくれるサイトはなさそうなので、英語に難がないなら海外のサイトに投稿して講評してもらいましょう!
⇒ 「8 Places to Get Feedback on Your Photos」
英語が苦手だったら次のステップに進んでよいです!
8.無料のフォトコンテストに応募する
もしお金があって自分の作品に自身もあるなら、初心者として大きなフォトコンテストに応募してみてもいいかもしれません。
けれど、カメラを手にして初めの数ヶ月では大きな賞はまず取れないでしょう。
日本でも小さな無料のフォトコンテストはたくさんあります。
⇒ Picru「現在開催中のフォトコンテスト」
最近では、インスタやTwitterでハッシュタグをつけて投稿するだけの簡単に応募できるフォトコンテストもたくさんあるので、軽い気持ちで応募してみましょう!
9.オート撮影を卒業する
本当によいフォトグラファーになりたいなら、オートモードでの撮影を卒業し、マニュアル設定で撮影することは絶対に必要です。
けれど焦る必要はありません!
まずはオートモードで撮影をただ楽しんで、いろいろ経験してください。
マニュアル設定は初心者が思うほど難しくありません。
例えるなら車の運転みたいなものです。基本を覚えてあとは応用するだけ!
※マニュアル設定については下記ご参照ください。
10.RAW現像してみる
※RAW現像とは何?という方はこちら
⇒ デジタル一眼レフの「RAW現像」って何?誰でもわかる【徹底解説】
ここまで写真を楽しんで上達してきて、本当にカメラにはまったら、次は一眼レフのRAW現像をしてみましょう!
フィルムカメラの時代は現像には暗室や固く薬品が必要でしたが、デジタル一眼レフカメラでは現像はパソコンでできます。
一眼レフカメラを買ったときに、編集ソフトも付属していたはずです。
有名な編集ソフトだとパソコン版は有料ですが、Adobe社のLightroomやPhotoshopがあります。
初めは使い方に戸惑うかもしれませんが、写真にほんとに熱中しているなら学ぶ価値がないわけありません!
オートモードの撮影を卒業したあとなら、そこまで難しく感じないはずです。
11.写真撮影を楽しむ
最後に、”写真撮影を楽しむこと”が写真上達のための何よりも一番大切なことです!
失敗やプロと比較することで行き詰まってはいけません!
世界で最高のフォトグラファーでさえ、初心者のときがあったのです。
- 写真を撮り続ける
- 写真について学び続ける
- 挑戦し続ける
- 【最重要】楽しんで写真と付き合う
「継続は力なり」ですね!
写真楽しみましょう!
カメラ完全初心者のための写真上達法まとめ
- カメラを買う
- たくさん写真を撮る
- マニュアルを読む
- ワークショップや写真教室は行かなくても良い
行くなら本当に必要なものを! - 他のフォトグラファーと交流する
- すべてのことに挑戦する
- 他人に意見を聞いてみる
- 無料のフォトコンテストに応募する
- オート撮影を卒業する
- RAW現像してみる
- 写真撮影を楽しむ【最重要】
以上、11のカメラ初心者のための写真上達法でした!
カメラを上達させるためには、1番は写真を楽しんで撮り続けることが重要です。
今回の記事は、完全初心者に向けてなので、具体的な設定や構図などよりもまず大切なこと、上達させるために取り掛かってほしいことでした。
カメラに興味を持ったそこのあなた!
今からでも遅くないです。ぜひカメラ始めて見てください!